尾張建の今日の出来事

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原発の警備情報が漏れた結果テロが起きたら、情報管理の甘さを批判するんだろうねきっと

ども、尾張建です。

ここ一週間の間、ずっと紙面を賑わせている特定秘密保護法案。
うちで取っているのは中日新聞なので、全て反対論調の記事。
稀代の悪法だとか、戦前に逆戻りだとか何とか書いてあり、知る権利を侵すものなので、成立させず廃案にすべしという論調。
最初の方は「適用範囲があまりにも曖昧過ぎる」、と論点を絞って報道していたが、ここ最近はどちらかと言うと「成立したら政府が暴走し、戦争に突入してしまう。だから成立させるな」というような記事が多くなってきたような。

この種の報道はいつも、本来ならいくつかのステップを経てから至る結果を、直接繋がる結果に置き換えて報道しやがる。
なので、どうも今回の報道でも違和感を感じる。
9条を改正したからと言ってすぐさま戦争(この場合の戦争は日本からの侵略戦争)を起こす訳じゃあるまいし、帝国主義が復活するわけじゃあないのにだ。
必ず何からのステップ、変化を経てからようやくその道に至るのだから。

違和感を感じる点は他にもある。
例えば未だに批判の多いTPPの報道では、自動車産業だとか輸出業界にとっては関税が低くなって輸出しやすくなる反面、安い外国産の農作物が大量に入ってきて日本の農業が大打撃を受ける、というようにメリット・デメリット両面から報道していた。
かつての原子力発電の報道でも、二酸化炭素の排出などを抑えられる一方で、放射能廃棄物やプルトニウムの問題がある、と二つの面から見た視点で報道していた。
それが今回はどうだ。
知る権利が侵されるだとか、政府の暴走を許して戦争に至るだとか、原発の情報が全て隠されるだとか、負の面からの報道ばっかり。
日本がスパイ天国だとだいぶ前から批判されている事を知る人はどれぐらいいるだろうか。
スパイされまくった方がいいのか?と問いたくなる。

あと、これはおかしいだろと思ったのが、施行されたら予想されるケースの紹介。

ケース1
父親が兵器の部品を作る会社に勤めて製造に携わっており、家族団欒の場でその事を子供に「凄いだろ」と自慢。それを誇らしいと感じた子供は、学校で同級生に自慢。結果、軍事に関する情報を漏らしたとして逮捕。

まず、働いていて実際に携わっている、と話しただけで本当に逮捕されるのかと。
いくら何でも拡大解釈しすぎじゃないか、と。
そもそもの問題として、その父親の危機管理の甘さを批判したい。
警察官の場合、家族へ報復されるのを防ぐ為に、あまり家族に口外しないようにと言われているらしい。
SATに配属された場合では、そういった事態を想定して、別の職場で働いていると家族ですらそう言われる。
このケースの場合、兵器の情報を求めて子供を誘拐する、という事があり得る訳で。
兵器の部品を作っているんだ、と自慢する、口外する事は、家族を危険にさらす事と同じ。
また、実際に逮捕されるとしたら、その部品の寸法だとか材質だとか、さらには用途だとかの情報を話す事だろう。
もしその情報が然るべき所に伝わってしまった場合、その兵器の性能が判明してしまうかもしれない。
例えば潜水艦のハッチの厚さや、艦船のスクリューの形状から、潜水可能な深度や航行速度だとかが分かるそうだ。
性能が分かれば、十分に有効な対抗策を生み出す事ができ、国防の網の穴を開ける事ができる。
そうなれば、自分の家族だけでなく大勢の人たちを危険に晒す事になる。
もちろん、そこには成立反対派の人間も含まれる(不思議な事に自分たちは巻き込まれないと思っているきらいがある)。
そんな父親の危機管理の甘さを、軽率な行動を批判せずに、法律を批判すると言うのか。

ケース2
娘は反原発運動に参加していて、父親は原発の警備会社の人間。警備に関する情報を父親に求め、父親がそれを話した結果、逮捕。

もうこうなると開いた口が塞がらない。
建物の配置などを話して逮捕はおかしい、ならまだ分かる。
警備情報を話してはいけないなんておかしいという主張は、テロで狙われる危険性を考慮していないんだろうか。
プルトニウムやウラン輸送をしている所をテロ組織が襲撃して強奪。そこから核爆弾を作成し、それを巡って警察や軍と壮絶な戦闘を繰り広げる――というフィクション話はあちこちに転がっている。
これが荒唐無稽な話ならば笑い飛ばす事ができるのだが、そう世の中は甘くない。
テロ組織に核爆弾を製造する技術は無いから心配無用だって?
残念な事に、それを普通の火薬でそのまま広範囲にばら撒く汚い爆弾というのもあってだな。
放射性物質が広範囲にばら撒くとどのような結果が得られるか。
チェルノブイリや福島第一原発事故の後どうなったかを知っていれば、自ずと分かるだろう。
ケース1と同様だが、特定秘密保護法案は駄目で、登場人物たちの危機管理の甘さと軽率な行動は良いのかよ、と。

とまぁ、このように法律云々の前に人としてそれはどうなの?というケースが中日新聞に掲載されていた。
こんな感じの報道ばっかりの報道機関の姿勢を見ていると、ふと思う事がある。
何か増税やTPP、さらにはバラマキ政策の時よりもえらく真剣に反発しているような、と。
そう言えば、増税に反対する姿勢を見せる一方で、新聞は文字を学んだりとか、世間の仕組みを知るのに必要だと言うことで新聞は免税するように、と働きかけているんだっけな。
もしかして、特定秘密保護法案が成立すると取材活動に影響が諸に出て、死活問題になるから反対しているのでは?
それが本音で、他は建前としてこのような報道姿勢になっているのでは?とつい疑いたくなってしまう。

では、ここで。
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プロフィール

尾張建

Author:尾張建
愛知県出身・栃木県在住。鉄道ファンで、F1・WECを毎年観戦し、下道で日帰りツーリングをし、たまにドラゴンズを観戦する元ベースボールプレイヤー。小学生まではサッカーをやっていて、一応博士号持ちの男。
就職に伴いパジェロジュニアを手放す。その次・そのまた次はパジェロイオとパジェロミニに乗り、最終的に親パジェロに乗ることを狙っているのだが・・・・・・。
10月29日生まれ。

尾張建の撮影記録
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使用機材:Canon EOS 7D、Canon EOS M、Canon PowerShot S95、Canon EOS 20D
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