ども、尾張建です。
メーター一周まであともう少し。
前回は渥美半島一周。
ならば次は知多半島を一周――という訳で、土曜日にいってきた。
略。
↓
知多半島を走るのは3年振りか(
前回)。
大府市や市になり損ねた東浦町を南下する。
国一+渥美半島の時と違い、道沿いには道の駅が無い。
従って休憩するのはコンビニや、
半田緑地公園のような公園となる。
前回も訪れたこの展望台。
前回は階段の上の方からカップルと思わしき声が聞こえたもんで、むさ苦しい男二人組は登るのを諦めていた。
2階部分(正確には踊り場)にあがると、
半田緑地公園の全景や、
展望台の近くにある三つの巨大錨に、
対岸の碧南市街地が見える。
左側に見える塔のような建物は、碧南消防署の模様。
右側には碧南市側の展望台があるのだが、半田緑地公園ほどの高さは無いもんで、パッと見どこにあるか分からない。
この日は遠くの方はガスのせいでぼやけており、冬場はこの武豊火力発電所がくっきり見える事だろう。
2階部分から最上階、展望台のガラス張りになっているところへ上がったのだが……。
2階から最上階への階段に多数のBB弾――おそらく籠城戦でもやったのだろう、が転がっていた時点で、疑うべきだった。
最上階はガラス窓があり屋根もある閉鎖空間。
換気設備らしい設備は無い。
あるとすれば、窓ガラスの上にあるスリット状の板のみ。
臭い。
とにかく臭い。
どんな臭いかと言えば、人間の尿の臭い。
まだ牛糞や馬糞の臭いの方がいいと感じるのは、人間は人間の死体の臭いを特に嫌がるのと同じように、本能がそう感じたからだろうか。
それと汚い。
床にはゴミが散らかっている。
タバコはもちろんの事、包装シートやら新聞やら。
おそらくホームレスでも住んでいたんだろう。
何とかして衣浦港の写真を撮ろうと思ったけど、あまりの臭いに頭がクラクラしてきたのでさっさと退散。
一応は半田市の観光スポットであるこの展望台が、こんな有り様のままでいいんだろうか。
鼻の奥に臭いがやや残っているまま、公園を後にした。
半田緑地公園の近くには、
衣浦臨海鉄道の半田埠頭駅がある。
残念ながら停まっている貨物列車は無かった。
休日だからなのか、朝早いからだろうか。
朝早くても海男たちには勤務時間のようで。
荷物を船から降ろしていた。
こいつも前回に行った時も見掛ていた。
結構背が高い作業船で、手前に止めた原付と比べる事でその高さが分かると思う。
何をする作業船か分からないけど、おそらく海底に杭を打ち込む船なんだろうなきっと。
パイルドライバとよく似ているし。
半田市、武豊町を南下して美浜町に入ったところで海岸線に出てみると、
武豊火力発電所と、その対岸にある碧南火力発電所が見えた。
残念ながらメガソーラーたけとよの姿は拝めず。
丘陵地帯から出ないとさすがに見えないか。
ここから国道247号線をひたすら南下する。
途中、初心者マークを付けた軽のワンボックスカーが後ろに。
抜きたがっているようなので端っこに寄って抜かさせたのだが、曲がりくねった道の為かこっちよりのペースが遅く、だったら追い越すなよと思いつつ、師崎へ向かう。
それにしてもあいにくの天気模様。
写真を見てもらうと分かるけど、結構雲が多い。
まぁ、元々は曇りのち雨とかだった事を考えると、その状況でも喜ぶべきなんだろうが。
家から出て約3時間後。
ついに師崎港に到着。
衣浦港やら武豊火力やらで寄り道しまくった結果で3時間なので、真っ直ぐ走っていれば2時間ぐらいで着いたと思われる。
次に来た時は篠島や日間賀島に渡ってみよう。
なお、三河湾は潮干狩りで有名であり、国道247号線沿いのあちこちに潮干狩り場があった。
なのだが……。
ニュースでもやっていたがここまでとは。
確か三河湾全体がこんな感じだった気がするが、他の所は大丈夫なんだろうか。
着いたのはまだ10時過ぎと昼飯を食べるの早すぎる。
という訳で付近を散策する事に。
すると、
海に向いた鳥居が。
そう言えば師崎港につく直前にも鳥居が。
師崎港の南側に地塁のような森があるのが、そこら辺を含めたところが天然記念物・羽豆岬となるようで。
その頂上に羽豆神社がある為、師崎港への入口や、海岸に鳥居があったようだ。
なお愛知県内には、もっと言えば東側の海を越えた向こう側には、同じ『はず』という読みで幡豆がある。
何らかの関係がありそうなものではあるが。
急な階段を一段飛ばしで登っていたら結構足に来た。
野球を引退していよいよ3年目な足をわずかに震わせながら登りきると、2番目の鳥居が。
実際はもっと薄暗いのだが、露出の関係で明るい。
この鳥居をくぐると手水舎があるのだが、水が止められていた。
貯まっている水自体はそこまで汚くは無いのだが、ホコリみたいなのが多数浮いていたので、師崎港フェリーターミナルのトイレで清めた手でその前を通過。
かつては原生林が広がっていたのか。
そして現れる伊勢湾台風の文字。
後に、常滑市内だったか、伊勢湾台風浸水水位が道沿いの家の壁に表示されていた。
海を渡れば鳥羽市さらには伊勢市、伊勢神宮となるからか、何らかの繋がりを持っている為か。
式年遷宮ののぼりがこんな所にも。
今年の伊勢参りは例年とは違って、車で行くんじゃなくてバイクかな。
友人Yが買ったばかりのバイクで、こっちは親所有のバイクで。
バイクを持っていない友人Mは車で来る事だろう。
予定が合わなかったら一人でまた原付で、伊勢湾フェリーで行ったろうか。
歩いていくとついに本殿が。
末社というのかな、小さい神社が本殿を囲むように祀られていた。
本殿には賽銭箱とセルフ式の御守りやおみくじの販売所が。
帰りの交通安全をしっかりとお祈りしてきた。
本殿にいる神様は鳥居を通じてこのように伊良湖方面を見ている事だろう。
木々がなければ写真でも海が見えているのが分かったんだろうけど。
この羽豆神社のすぐ横には、
このような展望台が。
2階部分にガラス張りの部屋があるのだが、
入る事はできないし、中を窺う事すらできない。
喫茶店とかが入っていた痕跡は無いし、仮にそうだったとしても狭すぎる。
ただ単なる休憩所だった可能性は否めない。
展望台から望む日間賀島。
視線を西へ向ければ、
篠島が。
その篠島越しに渥美火力発電所が見える。
さらには伊良湖岬も。
それにしてもガスが多すぎる。
S95程度のズームではガスがかかりまくりではっきりと撮れん。
伊勢湾側の知多半島海岸。
あの崖と海の境目に師崎から常滑へ向かう国道247号線が走っており、つまりはこの後走る事になる場所である。
……走っている途中に地震なんか起きないよね?
篠島へ向かうカーフェリー。
右側に見えるのが篠島で、その奥に見えるのが佐久島。
佐久島へは一色からでないと行けない模様。
と、ここらで往路編を終えたいと思う。
復路編へ続く。
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